登場人物:
イクヨ:もしもの今を行き来する能力を持つ
トモヨ:今が決まると未来予知が見える
商店街のいつもの四人
イクヨとトモヨが、にいちゃんにもしもの世界を報告する。
イクヨ:「マジでヤバかったんだけど、あっちのもしもの世界、『絶対そうだ』って言った瞬間に“アホ認定”されてた。」
にいちゃん:「え、逆に“絶対”って言わないでどうやって話すの?」
トモヨ:「“たぶん”とか“かもしれない”とか“問いの余白”がある言葉しか使っちゃダメな世界だったんよね〜。」
イクヨ:「『ようするに』って言ったら、即アウト。『ようせんわ』ってツッコまれる。」
学者先生:「それは、言語が問いを殺す構造を持っているという、非常に興味深い文化進化ですね。」
おばちゃん:「うちかて、『みんな言うてる』って言われたら、『みんなって誰やねん』ってツッコむで。」
大将:「“絶対”言うやつほど、よう見たら浅いんや。たこ焼きも、焼き加減は“絶対”ちゃうで。“ええ塩梅”や。」

三行解説:決めつけ言語と問いの死
‐決めつけ言語(絶対・いつも・ようするに・みんな言ってる)は、問いの余地を奪う。
‐もしもの世界では、問いを持たない知性が淘汰され、“問いの余白”を話す文化が進化していた。
‐“問いを持ち続ける感受性”が、未来の知性の基準となっている。